ドラマでシリーズ化もされた 味いちもんめ
板前を目指して修行に励む主人公・伊橋が周りの人の厳しさと優しさの中で成長していく物語です。
最近は厳しい上司や叱ってくれる先輩などがいなくなったと聞きますが、
味いちもんめの中の登場人物は皆、人情に溢れ、本気で叱り、後輩達の成長を見守る忍耐と、さりげない優しさに溢れています。
主人公・伊橋はセンスはイイけどお調子者でトラブルメーカーです。
そんな伊橋が皿洗いから焼き物、煮方、立板、自分の店を持つまでの成長が丁寧に描かれています。
1話完結で読みやすく、1話1話にホロッっときてしまいます。
私はいつも1冊、カバンの中に持ち歩き、電車の中、ランチを待っている間などに何度も読み返しています。
壁にぶち当たった時、仕事でうまくいかない時、反りの合わない人と付き合わなきゃいけない時、いつも“味いちもんめ”からヒントをもらっています。